ベートーベン 32歳 ハイリゲンシュタットで遺書を書く

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ベートーベン 32歳 ハイリゲンシュタットで遺書を書く

ベートーベンさんは28歳の頃、
耳に違和感を感じ始めました。

 

ベートーベンさんは、普段から熱中すると周りが
全く気にならなくなる性格でしたが、
周りの声が耳に入らないのは
集中力がありすぎたのではなく、
物理的に音を聞き取りにくくなっていたという事に気づきはじめ、
耳の奥でザワザワと聞こえる感覚もしてきていました。

 

「耳の悪い音楽家などに存在価値があるのか?
自分は世間から相手にされなくなるのではないか?」
という恐怖心がベートーベンさんを襲い、
この症状が人にバレないようにし、
できるだけ人に会わないように人づきあいを避け、
孤独と不安はどんどん増していました。

 

古くからの友人で医者のフランツ・ゲルハルト・ベーゲラーさん、
カール・アメンダさんには31歳の頃、
手紙で症状を打ち明け、その胸の内を明かしたといいます。

 

その後、シュミットさんというお医者さんに
「できるだけ耳を使わない方がいい」と療養をすすめられ、
ベートーベンさんはウィーン郊外の村・ハイリゲンシュタット
に移り住みました。

 

静かで自然に満ち、精神的な療養にもふさわしい場所でした。
その土地にベートーベンさんの弟子のフェルディナンド・リースさんが
訪れた時、事件は起こりました。

 

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リースさんが「遠くから聞こえる笛の音がいいですね〜」
と話しかけた時、ベートーベンさんには
その笛の音が全く聞こえなかったのです。

 

弟子のリースさんも、ここまで症状は悪化したのかと驚き、
ベートーベンさん自身も音が聞こえない事、
自分の弟子にその状況を悟られてしまった事に
大きなショックを受けました。

 

ハイリゲンシュタットの療養で、
リフレッシュし、精神的にもだいぶ落ち着いて矢先に、
ベートーベンさんはどん底へと突き落とされました。

 

この悲しみの果てで、
ベートーベンさんは弟に向けた遺書を
したためました。
耳の症状とそれと向き合う自分の苦しみ、努力を
何年間も続けてきた胸の内をひたすらつづりました。

 

しかし、ベートーベンさんはこの遺書をつづる事が、
自分がかかえていた重荷から少しずつ解放され、
ウミを出しきった事で、俄然、やる気と活力が
みなぎってきたのです。

 

ベートーベンさんはそれからウィーンに戻り、
さらに精力的に作曲活動に励みます。

 

という事で、今回はベートーベン 32歳 ハイリゲンシュタットで遺書を書く
というお話でした。
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