太宰治の作品「走れメロス」のあらすじ解説と感想文

太宰治の作品「走れメロス」のあらすじ解説と感想文

太宰治の作品「走れメロス」のあらすじ解説と感想文

 

 

「走れメロス」は1940年(昭和15年)、
太宰治先生が31歳の時に発表された作品で、
その後、映像化、パロディなども多くされています。

 

この作品は色んなところで色んなツッコミをされ続けてきた作品で、
中学生の自由研究で「メロスの走行速度」を割り出され、
その遅さを指摘されたりと、
非常にほのぼのとした作品です。

 

子供の頃に読むとわかりやすいストーリーに感じますが、
中学生ぐらいになると「ん?なんで?」が多すぎて、
ツッコミだしたら読み進まない作品かと思います(笑)

 

このようにたくさんの世代に親しまれる走れメロスについて、
僭越ながら私も感想文をつづらせていただきたいと思います。

 

あらすじを説明しますと、
メロスが自分の妹の結婚式に備えて村から十里離れた
シラクスの市に買い物にやってきたのですが、街の様子が寂しく、
変だなと思い若い衆に聞いてみたところ、
王様が人を信じられなくなって次々、身内を処刑し、
臣下の心も疑い出し、派手な暮らしをしている者には人質を命じ、
拒否すると処刑という事を繰り返しているとの事。

 

悪や人を疑う心が大嫌いなメロスは激怒して王様に一言モノ申すと
城に乗り込んでいきますが、
「なんだ貴様、そのナイフはなんだ?処刑だ!」
という事で処刑を命じられ、
「ちょっと待ってくれ!
3日ほど待ってくれ!
妹の結婚式があるんだ!
友人のセリヌンティウスくんを預けていくから、
3日以内にオレが戻ってこなかったらセリヌンティウスを煮るなり焼くなり」
と交渉し、交渉成立。

 

村に帰って、メロスは結婚式を前倒しでやるぞと言い出し、
婿を説得。
婿は「いやぁ、それはムリっすよ」
と言うものの、夜中まで粘って交渉成立。
翌日結婚式(笑)
夜中まで騒いで、明日朝早いから寝ると言ってメロス就寝。
起きて、「オレは殺されるために走るのだ」
と胸に誓い、十里の道を歩み出します。

 

 

濁流の川を渡り、王様の仕込んだ山賊を回避し、
炎天下のもとついにメロスの体力の限界に。

 

朦朧とする意識の中、がくりと膝を折り、
一歩も動けぬとメロスは天を仰いで悔しさにむせび泣きます。

 

メロスは自分を信じて磔(はりつけ)にされているセリヌンティウスを想います。

 

「セリヌンティウス、ごめん。
約束を破るつもりはなかったが、
事実上、ムリだ…
王も私が裏切り者だと笑うがよい」
と肉体的にも精神的にも限界に達し、
意識を失います。

 

ふと、耳に水を流れる音が聞こえます。
水が流れている!
岩の裂け目から清水が湧き出ている!
メロスは一口水を飲み、夢から覚めたような気分になりました。

 

さっきまでの弱音は悪い夢だ!
走れメロス!

 

メロスは10倍の速さで走りだしました。

 

メロスは全裸で血を吐きながら走りました。
セリヌンティウスの弟子のフィロストラトスと遭遇し、
セリヌンティウスの状況を聞きました。

 

「刑は執行されます。もう手遅れです」
「いや、まだ陽は沈んでいない!」
「言ってはなりません。今はあなたの命が大切です。
あの方は磔にされ、どんなに王様にからかわれても「メロスは来ます」と、
あなたを信じておりました。」

 

「それだから走るのだ。信じているから走るのだ。
間に合う間に合わないの問題ではない。
人の命も問題ではない。
私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいもののために走っているのだ」
とメロスはいい、
疾風のごとく刑場に突入していきました。

 

「殺されるのは私だ!彼を人質にした私はここにいる!」
と、メロスは釣り上げられていく友の両足にかじりつき、
群衆からはどよめきがおこりました。

 

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セリヌンティウスの縄はほどかれました。
メロスは涙を浮かべてセリヌンティウスに言いました。
「私を殴れ。力いっぱい殴れ。
私は一度悪い夢を見た。君が殴ってくれなかったら、
私は君と抱擁する資格もないのだ」

 

セリヌンティウスはすべてを察した様子で刑場に響き渡る音を立て、
メロスを殴り、微笑みながら言いました。
「メロス、お前も私を殴れ。私も三日間で一度だけちらと君を疑った。
君が殴ってくれないと私も君と抱擁できない。」

 

メロスは腕にうなりをつけてセリヌンティウスを殴り
「ありがとう。友よ。」と2人同時に言い抱擁をしました。

 

それを見ていた王様は感激して
「私も仲間に入れてくれ」
といい、群衆からは歓声があがりました。
「万歳!王様万歳!」

 

 

そして一人の少女がメロスにマントを捧げました。
メロスがまごついていると、
セリヌンティウスは気を聞かせていいました。
「メロス、君はまっぱだかじゃないか。早くマントを着ろ。
このカワイコちゃんは君の裸体を皆に見られるのがたまらなく口惜しいのだ」
勇者は赤面した。

 

というお話です。あらすじの解説の段階で
お腹いっぱいになっているので、改めて感想を書く気分でもないのですが(笑)

 

どっから手をつけていいかわかりませんが、王様のひどさをひとまず置いておいたとして、
今回のメロスの行動を一言で説明するのなら、
自分でマイナス2000ぐらいにしたものをマイナス20にした話という
感じかなと思います(笑)

 

という事で、今回は太宰治先生が31歳の時に発表した
「走れメロス」のあらすじと感想文をつづってまいりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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