夏目漱石33歳 イギリス留学 孤独で胃がやられてくる

夏目漱石33歳 イギリス留学 孤独で胃がやられてくる

夏目漱石33歳 イギリス留学 孤独で胃がやられてくる

 

1900年(明治33年)、熊本市の第五高等学校(後の熊本大学)の
英語教師をしていた夏目漱石(本名・夏目金之助)さんですが、
校長や教頭の推薦により、
文部省より英語研究のための英国留学を命じられました。

 

「私よりふさわしい人がいると思うんですが…」
と、ノリ気ではなかった夏目漱石さんですが、
周囲の説得により、イギリスのロンドンに留学する事になりました。

 

産業革命以降、めざましい科学技術の発達により
「世界の工場」として名をはせ、近代文明の恩恵をタブンに
受けた繁栄の象徴ロンドンに夏目漱石さんはやってきました。

 

夏目漱石さんは馬車や鉄道、地下鉄がクモの巣のように
はりめぐらされたロンドンの街に驚き、
皆忙しそうで、日本人の自分を珍しそうに見る者もなく、
さすがは世界の大都市だと感心したといいます。

 

その半面、ロンドンという街で暮らす日々で、
その繁栄がもたらした代償の面も痛感していきます。
スモッグでよどんだ空、濁った空気、
ロンドンの華やかな街から一歩はずれると広がる貧民街を
目の当たりにしました。

 

日本は西洋の文明を取り入れてはいるが、
消化はできていないと感じ、日本もこのままいくと
このような社会になるだろうと感じ、
日本は本当の意味で目覚めさなければいけないと
思ったといいます。

 

夏目漱石さんは、留学先の講義やイギリスの有名な詩に触れても
あまり感動するものはなく、自分で本を買い込み読みまくる生活を
していました。
世界的に有名な大英博物館にも2、3度利用した限りで、
ロンドン塔やタワーブリッジも一度見学しただけで、
「一度で得た記憶を二度目でぶち壊すのは惜しい。
三度目に拭い去るのはもっと残念だ。塔の見物は一度に限る」
と、人に誘われても見学を断っていたようです。

 

日本にいる奥さんの鏡子さんは、筆不精でなかなか手紙
をよこさず、学業や文化に対する違和感と、
自分が進むべき方向性がつかめないフラストレーション、
それにそまつな食事などがたたり、
胃を壊して、夏目漱石さんは孤独に耐えながら胃薬を飲んで
日々を過ごしていたようです。
という事で、今回は
夏目漱石33歳 イギリス留学 孤独で胃がやられてくる
というお話でした。

 

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