青木雄二 45歳 週刊モーニングで「ナニワ金融道」の連載スタート

青木雄二 45歳 週刊モーニングで「ナニワ金融道」の連載スタート

青木雄二 45歳 週刊モーニングで「ナニワ金融道」の連載スタート

 

 

青木雄二先生が45歳で週刊モーニングで
「ナニワ金融道」で漫画デビューを果たします。
青木雄二先生は20代の頃から、漫画作品を応募し、
新人賞佳作などの受賞経歴もあるのですが、
連載のお声が全くかからず、その間30種類以上の職業を経験し、
自身もデザイン会社を経営し、破産するという経験もしています。

 

このような経験から、青木雄二先生の作品には、様々な職業、
業界の慣習、ルールが盛り込まれ、それぞれの立場の人物の
心情描写が非常に秀逸なのが特徴です。

 

背景や備品の描写も手を抜かず、契約書や、公文書なども
実物と寸分違わぬ文字を手書きで描かれています。

 

私がこの作品と直面した時は、まずその絵のパワーに圧倒され、
登場人物の心情描写に驚かされた事ももちろんですが、
素朴な疑問として「なんでこんなに色々詳しいんだろう?」
というものがありました。

 

様々な職業などの人生経験を送ってきたという事ですが、
金融機関や法律の運用、裁判所や役所まで、
なぜこんなに細かく臨場感を持って描けるのか
不思議に感じていました。

 

そんな中、「カバチタレ!」「極悪がんぼ」などの
原作者・田島隆先生の自伝
「カバチ流人生指南 弱者はゴネて、あがいて、生き残れ!」
を読んで合点がいくところがありました。

 

田島隆先生は、ナニワ金融道連載中に
海事代理士・行政書士として活躍されていて、
青木雄二先生のナニワ金融道に魅せられ、
「このようなネタがあります」と
添えたファンレターを送り、青木雄二先生がこれに興味を持ち、
ナニワ金融道の最後の長丁場の船の登録・登記の詐欺の話の
ネタ元を提供する形となりました。

 

田島隆先生の自伝にその時の「取材」の様子が描かれているのですが、
警察の尋問さながらの「取材」は、「メチャクチャ怖かった」との事です(笑)

 

喫茶店で初対面の田島隆先生に対し、青木雄二先生は
「なんでや!さっき言うてた事とつじつま合わんやろ!」
と周囲の客が振り返るほどの大声で怒鳴り散らし、
「それはどんな形をしてるんや?ワシが絵描いたるから違うたら言うてや!」
と、執拗な食い付きで取材をされたとの事です。

 

私はこれを読んだ時に「なるほどな…」と合点がいきました。
この着眼点や、食い付き、少しもこぼさないように人に話を聞く姿勢は、
「ナニワ金融道」という作品で、ただ聞きかじった知識を並べただけではない
異常な熱量として表現されているのだなと感じました。

 

というわけで、そんなすばらしい作品「ナニワ金融道」が連載開始したのが、
青木雄二先生45歳の時でした。

 

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