夏目漱石 48歳 「硝子戸の中」を発表

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夏目漱石 48歳 「硝子戸の中」を発表

1915年(大正4年)、夏目漱石さんは
「硝子戸の中」という随筆を発表します。

 

随筆とは、いわばエッセイ・コラムといいますか
日常の出来事について思う事をつづる、
今で言えば夏目漱石さんのブログのようなものです。

 

私は、
「もし夏目漱石さんと直接会ってお話する事ができるなら
おそらくゲラゲラ笑って色々な話ができる気がする」
という大変失礼な想像をしたりするのですが、
「硝子戸の中」という随筆は、そんなイメージをさらに
増幅させてくれる、ますます夏目漱石さんを愛らしく感じてしまう
作品です。

 

例えば、
夏目漱石さんが、某雑誌に掲載する写真を撮らせていただきたいと
依頼を受け、夏目漱石さんがかつてその雑誌を何度か見た事があり、
「どいつもこいつも不自然な笑顔をして載っている雑誌だ」
という印象のみがある雑誌で、
「おたくの雑誌に載るって事は、私もあの不自然な笑顔を
しなきゃいけないんでしょ?イヤだよ」
と断ると、
「いえいえ、そんな事はありません」
と言って、雑誌の出版社も食い下がって依頼を続け、
夏目漱石さんが根負けし、その依頼を引き受け、
撮影におもむきました。

 

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「先生…お約束ではありますが、何卒、少しだけ笑顔をちょうだいして
よろしいでしょうか」
とカメラマンに言われ、ますます笑う気などなくなった
夏目漱石さんは頑として表情を変えず、
後日、出来上がった雑誌を見ると、
どこか加工され、笑顔に見える写真になっており、
家に来る客来る客に夏目漱石さんはその写真について
「どう思う?」
と聞いていた、という話が冒頭にあるのですが、
このお話から感じるものがたくさんありました。

 

その他、「私を題材にした小説を書いてください」
と何回も訪ねてくる女性に律儀に相手する夏目漱石さんの
お話なども最高です。

 

しかし、夏目漱石さんはこの自伝的文章を書くのにかなり
てこずったようで、何度も書いては消しを繰り返し、
イラだってインクを飛ばしながら書き上げたそうです(笑)
そういうところも込みで、夏目漱石さんとは
ゲラゲラ笑ってお話ができそうな気がします(笑)

 

という事で、今回は、
夏目漱石 48歳 「硝子戸の中」というブログ的作品を発表
というお話でした。

 

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